共通事項に着目した授業づくり(小学校)

                                               音楽科指導員
                                                  庄内小学校    芝山由美子

  新しい学習指導要領に,〔共通事項〕とは,音楽を特徴付けている要素や音楽の仕組みを聴き取り,それらの働きが生み出すよさや面白さ,美しさを感じ取ることであると示されています。私は,〔共通事項〕というのは,子どもたちの思いや願いと豊かな音楽とを結び付けるアイテムだと考えます。
  私はこのアイテムを活用して,小学校中学年の音楽づくりの実践を次のように行っています。

○ 日本の音階を生かした音楽づくり
 ねらい  @  我が国の音楽を聴き,歌ったり演奏したりしてその特徴を感じ取る。
           A  音楽の仕組みを生かして音楽をつくる。

指 導 の 流 れ
1  日本の音階の雰囲気を感じ取る活動
    「さくらさくら」を歌い,日本の音階の特徴を感じ取る。さらに箏の基本的な奏法を知り,「さくらさくら」を箏で演奏することによって箏の音色や日本の音階に親しむ。
2  音楽の仕組みを使って音楽をつくる
    箏曲「さくら変奏曲」を鑑賞し,音楽の仕組みの変化について理解する。伴奏やオスティナートなどを工夫して自分たちの「さくらさくら」をグループでつくる。ここでは,ドミファソシといった5音で音楽づくりを進め,まとまりが感じられる旋律づくりを行う。また,同じ拍子でつくったいくつかの異なるリズム・パターンを繰り返したり重ねたりする。


  音楽づくりでは,音を音楽に構成する過程を大切にしながら音楽の仕組みを生かし,子どもたちが思いや意図をもって音楽をつくる活動に取り組むことができるように導いていきたいと考えます。