夏季研修会  8月18日(水) ローズコートホテル

    「授業実践に基づく学習指導要領と学習評価の理解」

                    講師   萬  司(よろずつかさ)先生
(札幌市立真駒内中学校教諭,文部科学省 中学校学習指導要領解説作成協力者)

  新学習指導要領の完全実施に向けて,音楽家では,共通事項の取り扱いや言語活動の充実がキーポイントになっています。萬先生の講演では,特に,「理解」と「感受」を一体化させてこそ音楽の学習が成立するということを学びました。例えば,日本民謡の鑑賞では,音楽文化という視点をもった教材研究を深めることによって,感動を伴った学習を展開することができます。
  また,学習評価についても,言語による思考(=理解)と,技能・表現(=感受)の両方の力を評価の対象としていくなど,「何を学び,何を身に付けるのか」という根本的課題を考えるよい機会となりました。
                             
〈理解と感受の一体化〜実践例〜〉
○要素に着目
  アレンジの異なる「メヌエット」で曲想の違いを感じ取り,それがどの要素のどのような扱いによって生じているかを考え,言語で表現する。
○歴史・文化的背景に着目(江差追分」「ソーラン節」)
  音楽が成立した背景や,時代とともに変化してきたメロディーや演奏形態などを知ることで,伝統音楽のよさや美しさを,より深く味わうことができる。

〈学習評価のポイント〉
  思考は言語によってなされるため,言語活動を充実させることが必要である。「言葉で説明する」「根拠をもって批評する」など,主体的な活動を重視していく。