子どもたちが範唱から聴き取ったり歌詞の内容から感じ取ったりしたことを生かしながら、表現を工夫させます。
  C1の発言では「大きな円を描くように飛ぶ様子で歌いたい」という思いと「ゆったりと歌おう」という表現への意図が表れています。まさに、「思いや意図をもっている姿」です。
C2の子どもの姿も、表現に対する考えや願い、意図が感じられます。「2羽の親子のとんびが呼び合っている様子」を強弱に視点をあてて工夫して歌う活動の様子から評価をします。
  互いに工夫した表現を聴き合い、思いや意図に合わせて、早さや強弱を変化させた表現を認め合う場を設けるとよいでしょう。歌詞の内容をとらえたり、旋律の動きを感じ取ったりして工夫して表現することのよさや楽しさが実感できると思います。

音楽科指導員 庄内小学校 柴山由美子先生にお答えをいただきました。
Q:鑑賞の学習では,「言葉で表すなどして…」とありますが,  どのように指導すればよいのでしょう?
T:「とんび」の歌い方の工夫をしましょう。
  「とべ とべ とんび 空高く」のところは、とんびがどのように飛んで
いる様子が思い浮かびますか?

C1:のんびりと大きな円を描いて飛ぶ様子が思い浮かぶよ。

T:円を描くように飛ぶ様子を表すには、どんなふうに歌うといいでしょう。
早さはどうするといいかな?

C1:ゆったりとのびのび歌うといいかな。

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T:後半の鳴き声で呼び合う部分はどうやって歌いたいですか?
  様子を思い浮かべて工夫してみよう。

C2:最初は強く歌って、だんだん弱くしてみようかな。

T:どうしてそう歌おうと思ったの?

C2:親子のとんびが話をしながら遠くへ飛んでいく様子を伝えたかった
からです。