新時代にふさわしい研究会の役割とは

              名古屋市音楽研究会委員長

                  千鳥小学校    森 勢津子

  学習指導要領が改訂され,教育の新時代を迎えました。
  本年度総会の教育講演会では,愛知教育大学教授〈新山王政和先生〉,夏季研修会では,学習指導要領協力者〈萬司先生〉をお招きし,新学習指導要領につちえ学ぶことができました。また,部会では,教材開発から一歩進んで,授業づくりそのものに視点をもって研修を行っています。また,日ごろの研究・研修を通して培った力をもとに,名古屋の音楽教育の推進に取り組んでいます。
  しかし,「研究会は何をやっているのかよく見えてこない」という厳しいお言葉をいただくこともあります。
  これは,まだまだ研究会が新時代のニーズに合った役割を十分に果たせているとは言えないからと考えます。
  研究会の存在価値とは,「組織力」そして「人と人とのつながり」だと考えます。
  より充実した内容の研修会の開催,各音楽行事の運営,後進への指導,有効な教材・教具の開発と共有化。一人ではできないことが「組織力」そして「人と人とのつながり」によって実現していくことは素晴らしいことです。
  地域の伝統音楽の教材化,昨今の厳しいホール事情についての情報収集等,研究会として音楽教育をサポートしていく可能性は,まだまだありそうです。
  会員のみならず,音楽教育に携わるすべての先生方よりご意見をいただき,より「組織力」と「つながり」を大切にした研究会にしていきたいと考えています。