◇音楽教育講演会◇

演題 「カントルではなくムジクスな子どもを育てよう!」
講師 国立大学法人・愛知教育大学教授  新山王 政和 先生



5月18日(金)に,名古屋市教育館において,音楽教育講演会および,名古屋市音楽研究会総会,名古屋市音楽教育研究会総会が行われました。

演題の「ムジクスな子ども」という言葉は,新学習指導要領にも明記されている“音楽の授業で育てるべき子どもの姿”を端的に表したものでした。つまり,ただ歌ったり演奏したりする(カントルな)子どもではなく,理論的に音楽をとらえ,表現することができる(ムジクスな)子どもが育つような指導が望ましいという大変参考になる内容でした。

音楽科における言語活動とは=音や音楽表現について言葉を介在させ,打ち合わせること

* 小学校… 歌詞をよりどころにして,イメージをふくらませる活動を

* 中学校… 楽譜に記された音楽の諸要素を読み取り,それを基にして,作曲者が込めたメッセージ(思いや意図)
      を思考・判断し,言語に置き換えて表現したり,議論したりする活動を

めざす鑑賞活動とは=表現との一体化

* 何に注目して聴くとよいのか,ねらいを絞った教師からの働きかけを

* 自分たちの演奏を録音して,模範演奏との比較を自分自身の姿を自ら判断する「耳」,
 気付いたことを伝える「言葉」によって,より豊かな表現へとつながっていく。

 これからの音楽教育の方向性が具体的に示されたお話でした。講演の内容が生かされた音楽の授業が,今後,各学校で展開されることと思います。